PRP療法(自費診療)
PRP(Platelet Rich Plasma)療法=多血小板血漿療法は、ご自身の血液から抽出した「多血小板血漿(PRP)」を、気になる部位(施術部位)に注射する再生医療です。
PRP(多血小板血漿)療法は、血小板が豊富に含まれた成分を用いた再生医療です。
血小板には「血液を固める」働きと、「組織の修復を促す因子を出す」働きを持っています。
血小板から放出された「組織の修復を促す成長因子」により、コラーゲンの生成や表皮の再生が促され、シワやたるみなどの改善につながります。
PRP(血小板)の主な成長因子
組織を修復・コラーゲンの産生・ヒアルロン酸の産生 | |
上皮細胞の成長促進・血管新生・創傷治癒を促進 | |
細胞増殖・血管の新生と修復・コラーゲンの産生 | |
血管内皮細胞の増殖と新生 | |
肌のターンオーバーを促進し、創傷治癒を促進 |
PRPの長所
- 施術時間が短い
- 日帰り処置
- 自分の血液を使うので、アレルギーなどのリスクが低い
- 細い針を使うので、治療の跡が目立ちにくい
- 徐々に効果が現れるため、仕上がりが自然
- 抽出時に分離剤などの添加物は使わない
PRPの短所
- 効果の感じ方には、個人差がある
- 数日間は炎症 (腫れや赤み、痛みなど)を伴う可能性がある
- 施術後に、感染症が起こる可能性がある
- 長期間にわたる治療効果は確認されていない
適応外項目
下記に当てはまる方は、PRP療法を受けることができません
- 感染症(HIV、HBV、HCV、梅毒)がある方
- 未成年者(保護者の同意があっても受けられません)
- 妊婦・授乳婦
- 抗がん剤、生物学的製剤または免疫抑制剤を使用している
- 出血傾向、血液疾患、コントロール不良な糖尿病および高血圧症等を有する
- 薬剤過敏症の既往歴がある
- 過去にPRPを受けた方で、異常反応が起きたことがある
- 金の糸や溶けない糸などの手術歴がある
- その他、担当医師が不適と判断した場合
PRP療法とヒアルロン酸の違い
PRP療法はヒアルロン酸のように単にボリュームを出すのではなく、肌の組織を修復・ 再生することで、肌質も改善されます。
またヒアルロン酸では凹凸になりやすい額やホホの凹みなど、広範囲の凹みに対してより効果的といわれています。
医師紹介
医師 伴 緑也(ばん りょくや)
経歴
平成13年3月 信州大学医学部医学科卒
平成13年4月 信州大学医学部附属病院形成外科
平成15年4月 伊那中央病院地域救急医療センター
平成16年4月 諏訪赤十字病院形成外科
平成17年4月 相澤病院形成外科
平成18年4月 信州大学医学部附属病院形成外科医員
平成21年4月 信州大学医学部形成再建外科学教室 助教
平成25年7月 信州大学医学部附属病院形成外科 講師
平成29年4月 ばん皮フ形成外科クリニック
施術の流れ
まずはお電話にて、カウンセリングの日程を決めます。
お電話での予約の際に、希望日程を第3希望までお伝えください。
1回目の診察の流れ
看護師がお悩みを伺います。治療部位の確認や、治療方針や期待できる効果などをお伝えします。
医師よりリスクの説明や注入箇所の相談・決定ののち、施術日を決めます。
PRP療法の長所・短所を十分ご理解いただいたうえで実施を希望される方は、同意書にご署名いただきます。
同意書の記入後、感染症検査のための採血を行います。
検査代として、10,000円いただきます。
2回目の診察の流れ
P R P療法実施日
受付時に、料金のお支払いをお願いいたします
採血した血液でPRPの抽出・作製をします
施術部分に表面麻酔を塗布します
カウンセリングでお伺いした希望の部位に施術を行います
施術後の生活や、注意点等をご説明します
持ち物
・保険証
・お薬手帳(服薬中のお薬が分かるもの)
・診察券
施術後の過ごし方
施術部位に刺激を与えない
ダウンタイム中はとくに患部へ刺激を与えないよう気をつけましょう。
PRPを注入した箇所はとくにデリケートな状態になっているため、
紫外線や乾燥など外部からの刺激に敏感です。
日焼け止めを塗る、保湿するなどの対策をしっかり行う必要があります。メイクは翌日から可能です。
また、クレンジングや洗顔の際に強く擦ったり、タオルで乱暴に拭いたりすることも控えましょう。
血行が良くなる行動は避ける
施術当日は、 飲酒、入浴、運動などの血行がよくなる行動は控えましょう。
血行がよくなることで、ダウンタイムが長引く原因となります。
圧迫を避ける
患者さまのお顔のバランスをみながらPRPを注入します。
そのため、フェイシャルマッサージなどの圧迫をすると、バランスが崩れ、効果が十分に発揮されない可能性があります。
フェイシャルマッサージなどは当日だけではなくダウンタイム中も避けるようにしましょう。
異常があったらすぐクリニックへ相談する
PRP療法のダウンタイムは長くても2週間ほどが一般的です。
それ以上長引いていたり、腫れや赤み、痛みが強かったりする場合など、
「おかしい」と感じることがあればすぐに当院にご相談ください。
場合によっては薬の処方が必要なこともあるため、何かあれば医師に相談することが重要です。
料金表・施術可能部位
1回コース | 2回コース | 3回コース | |
顔全体 | 352,000 | 572,000 | 792,000 |
目の下 ほうれい線 ゴルゴライン | 額170,000 | 300,000 | |
首 | 330,000 | ||
手指 | 140,000 | 240,000 | 340,000 |
デコルテ | 213,000 | ||
バスト | 462,000 | 792,000 | 1,122,000 |
頭皮 | 200,000 | 350,000 | 500,000 |
支払い方法
・クレジットカード
・現金
Q&A
- 施術時間はどのくらい?
-
施術時間は30分〜45分程度になります。
この時間とは別に、採血やPRPの作成、表面麻酔の時間があります。
- 効果の期間はどれくらいですか?
-
PRP治療はご自身の肌再生効果を利用しますので、再生が完了するまでには、個人差がありますが、
約1〜2ヶ月くらいから効果が発現し、6ヶ月以上の持続期間があります。 - 年齢が高いと効果がないと聞いたのですが・・・
-
一般的に成長因子は、20代前半をピークに活性率が徐々に減少していくと考えられています。
しかしPRPを注入することにより、ご自身の体質の範囲内で最大限の再生力を利用して、徐々に肌を若返らせることが可能です - もう一度受ける場合はどれくらいあければいいですか?
-
同じ部位の場合には、原則的に3ヶ月以上あけていただきます。
間隔をあけずに治療を行うと、しこりができたり、膨らみすぎるなどの可能性が高くなります。
ただし、異なる部位では、間隔をあけずに施術が可能です。 - 痛みはありますか?
-
当院では痛みを最小限に抑えるために、
一般的に使用される針より細い針を使用します。
また、表面麻酔をすることでより痛みを抑えます。
ただし、痛みの感じ方には個人差が大きく関与するため、痛みを全くなくすことは難しいです - 採血が苦手です
-
PRP作成のための採血をする際には、ベッドに横になって行います。
採血が苦手な方でも安心して受けられるようサポートいたします。
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診療時間 10~13時/16〜19時
TEL 03-6380-7803